どうせ夢オチなので怖くないかもしれないが、
某ニコ*2動画で似たような話があったので書いてみた。
実話です。
某ニコ*2動画で似たような話があったので書いてみた。
実話です。
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序章(ちょっとかっこつけた設定の説明)
俺は奴らを見た事がない。
奴らの呼び名も知らない。
だけど、奴らを示すに相応しい名前は知っている。
奴らは鬼。鬼だ。
奴らは人を狩る。
食料の為でなく、安全の為でなく、ただ娯楽の為に。
だから俺たちは今でも生きているのだろう。
だから俺たちは明日、生きていないだろう。
これは娯楽(ゲーム)。
十分な食料を確保したとか、縄張りの安全を確保したとか、
そんな理由では終わらない。
これは娯楽(ゲーム)。
静寂の町で開催される、獲物を死ぬまで踊らせ続ける
悪魔のレイトショウ。
獲物たちに幸いがあるとしたらただ1つ。
朧月の浮かぶ静かな夜だから、
今夜はきっと、死ぬには良い夜に違いない。
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鬼夢1
夜の町を走っていた。走って逃げていた。
すぐ傍には同じく走る男が3人、女が2人。
鉄パイプやら拳銃やらで武装したその5人は仲間だ。
お互いに名前も知らない。
誰かが危機に陥っても助けない。
誰かが犠牲になったらその間に逃げる。
それでも仲間だ。
贄などと呼んだら、その中に自分も含まれている事を認めなくてはならないから。
だから仲間だ。
町は静かだった。理由は簡単に想像がつく。
もう6人しかいないからだろう。
誰ともすれ違わない。走っている車が1台もない。
通り過ぎる家々に人が生活しているような音も明かりもない。
逃げたとは思えない。奴らは逃がさない。
そんな事は分かってる。分かってるのに逃げてる。
現実から。逃れようのない未来から。
錯乱してるのか余計な事ばかり考える。
ただ走るくらいしかできないんだから何も考えずに走ればいいのに。
退屈させたら終わりだ。
逃げるのを諦めた獲物なんてつまらない。
だから足を止める訳にはいかない。
それだけ分かっていれば充分。
後は走るだけだ。
先頭を走っていた仲間が建物に飛び込む。
入り口のシャッターを閉めれば時間稼ぎになるかもしれない。
一直線の鬼ごっこを続けるだけではいつ飽きられるか分からない。
うまく隠れて仲間が犠牲になっている間に逃げれば
ひょっとしたら逃げ切れるかもしれない。
うまい考えだ。後に続く。みんなも後に続く。
背後に感じる恐怖が急速に膨らむ。
第1ステージの終わりに犠牲をお望みらしい。
走る。振り向けない。目をつけられたら終わりだ。
走る。1人が中途半端に閉まっていたシャッターに飛びつく。
走る。飛びついた勢いと体重でシャッターが閉まっていく。
間に合え!
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二日目
スリリングな夢だった。
夢だから設定には色々と無理があるが、やけに臨場感があった。
あっちこそが現実だと錯覚しそうな程に。
とはいえ所詮は夢。もう終わった事。
起き抜けの数分気になっただけで、
後はさして気にしなかった。
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鬼夢2
建物の中にいた。かなり広い。
後ろにはシャッター。
すぐ隣に2人、少し先行して1人。
…2人少ない。
"さっき"までは自分を含め6人だったのに。
悲鳴も何もなかったのに。
閉めたシャッターは開けられない。
そんな事は恐ろしくてできない。
道は2つ。1Fと2F。
先行した1人は階段にいたので2Fへ。
隣にいた2人は1Fの廊下へ消えた。
バラバラに逃げ隠れる方が生存率が上がる。
考える事は一緒らしい。
階段を上ると右に一部屋、左に数部屋。
左の通路奥、突き当たりの壁には斧が2つクロスしてかけられている。
真っ先に取りに行く。
武器というより心のより所として。
後ろでドアの開閉音。仲間がどこかの部屋に入ったのだろう。
斧にとりつく。しかし、簡単には取れない。
それに重量バランスがおかしい。おそらくただの飾り。
役に立たない。取るのを諦める。
ゆっくりと階段を上る音。
逃げる者は急いで上るか音を立てないように上る。
ならばこれは追う者。
獲物に与える恐怖を楽しむ為に立てる音。
ここに来るまでに窓はなかった。階段はもう使えない。
外には逃げられない。
ならば、部屋へ!
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三日目
怖い夢だった。
夢が続いたのは記憶にある限り始めての事。
起きてからも臨場感が薄れない夢もなかなかない。
それでももうきっと過ぎた事。
さすがに三日続けて同じ夢はないだろう。
そう自分に言い聞かせて眠りについた。
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鬼夢3
部屋の中にいた。広さは6畳程度?
自分以外に誰もいない。
後ろには"今しがた"通ったドア。
窓はなし。逃げられない。
スチール棚、小物、小さな段ボール。隠れる場所もない。
武器は拳銃が一丁。
斧より使いやすい凶悪な武器。
斧ほど心のより所にならない小さな武器。
奴らにはおそらく効かない武器。
通路からはゆっくりとした足音。
仲間の音は聞こえない。
奴らをやり過ごす為に静かなのか。
奴らをやり過ごせなかったから静かなのか。
通路の足音は止まらない。
途中の部屋を改める様子がない。
ドアの真っ正面の壁に背中をつけて座る。
右手には拳銃。左手で支えて、立てた右の膝に乗せて安定を図る。
ゆっくりと足音が近づいて。
ゆっくりと足音が近づいて。
この部屋の前で止まった。
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四日目
怖くて怖くて仕方がなかった。
夢で死んだからといってショック死はないだろうけど、
次に寝たら死ぬ瞬間を体験するのかと思うと眠りたくなかった。
あの臨場感で化け物に殺されるのを体験するのはまさに死ぬほど恐ろしかった。
今日眠らなくても明日眠った時に夢の続きが始まるかもしれないが、
一生眠らないのは無理だろう。
それでもせめて一晩ずらそうと思って。
ビビリ疲れて眠ってしまった。
序章(ちょっとかっこつけた設定の説明)
俺は奴らを見た事がない。
奴らの呼び名も知らない。
だけど、奴らを示すに相応しい名前は知っている。
奴らは鬼。鬼だ。
奴らは人を狩る。
食料の為でなく、安全の為でなく、ただ娯楽の為に。
だから俺たちは今でも生きているのだろう。
だから俺たちは明日、生きていないだろう。
これは娯楽(ゲーム)。
十分な食料を確保したとか、縄張りの安全を確保したとか、
そんな理由では終わらない。
これは娯楽(ゲーム)。
静寂の町で開催される、獲物を死ぬまで踊らせ続ける
悪魔のレイトショウ。
獲物たちに幸いがあるとしたらただ1つ。
朧月の浮かぶ静かな夜だから、
今夜はきっと、死ぬには良い夜に違いない。
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鬼夢1
夜の町を走っていた。走って逃げていた。
すぐ傍には同じく走る男が3人、女が2人。
鉄パイプやら拳銃やらで武装したその5人は仲間だ。
お互いに名前も知らない。
誰かが危機に陥っても助けない。
誰かが犠牲になったらその間に逃げる。
それでも仲間だ。
贄などと呼んだら、その中に自分も含まれている事を認めなくてはならないから。
だから仲間だ。
町は静かだった。理由は簡単に想像がつく。
もう6人しかいないからだろう。
誰ともすれ違わない。走っている車が1台もない。
通り過ぎる家々に人が生活しているような音も明かりもない。
逃げたとは思えない。奴らは逃がさない。
そんな事は分かってる。分かってるのに逃げてる。
現実から。逃れようのない未来から。
錯乱してるのか余計な事ばかり考える。
ただ走るくらいしかできないんだから何も考えずに走ればいいのに。
退屈させたら終わりだ。
逃げるのを諦めた獲物なんてつまらない。
だから足を止める訳にはいかない。
それだけ分かっていれば充分。
後は走るだけだ。
先頭を走っていた仲間が建物に飛び込む。
入り口のシャッターを閉めれば時間稼ぎになるかもしれない。
一直線の鬼ごっこを続けるだけではいつ飽きられるか分からない。
うまく隠れて仲間が犠牲になっている間に逃げれば
ひょっとしたら逃げ切れるかもしれない。
うまい考えだ。後に続く。みんなも後に続く。
背後に感じる恐怖が急速に膨らむ。
第1ステージの終わりに犠牲をお望みらしい。
走る。振り向けない。目をつけられたら終わりだ。
走る。1人が中途半端に閉まっていたシャッターに飛びつく。
走る。飛びついた勢いと体重でシャッターが閉まっていく。
間に合え!
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二日目
スリリングな夢だった。
夢だから設定には色々と無理があるが、やけに臨場感があった。
あっちこそが現実だと錯覚しそうな程に。
とはいえ所詮は夢。もう終わった事。
起き抜けの数分気になっただけで、
後はさして気にしなかった。
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鬼夢2
建物の中にいた。かなり広い。
後ろにはシャッター。
すぐ隣に2人、少し先行して1人。
…2人少ない。
"さっき"までは自分を含め6人だったのに。
悲鳴も何もなかったのに。
閉めたシャッターは開けられない。
そんな事は恐ろしくてできない。
道は2つ。1Fと2F。
先行した1人は階段にいたので2Fへ。
隣にいた2人は1Fの廊下へ消えた。
バラバラに逃げ隠れる方が生存率が上がる。
考える事は一緒らしい。
階段を上ると右に一部屋、左に数部屋。
左の通路奥、突き当たりの壁には斧が2つクロスしてかけられている。
真っ先に取りに行く。
武器というより心のより所として。
後ろでドアの開閉音。仲間がどこかの部屋に入ったのだろう。
斧にとりつく。しかし、簡単には取れない。
それに重量バランスがおかしい。おそらくただの飾り。
役に立たない。取るのを諦める。
ゆっくりと階段を上る音。
逃げる者は急いで上るか音を立てないように上る。
ならばこれは追う者。
獲物に与える恐怖を楽しむ為に立てる音。
ここに来るまでに窓はなかった。階段はもう使えない。
外には逃げられない。
ならば、部屋へ!
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三日目
怖い夢だった。
夢が続いたのは記憶にある限り始めての事。
起きてからも臨場感が薄れない夢もなかなかない。
それでももうきっと過ぎた事。
さすがに三日続けて同じ夢はないだろう。
そう自分に言い聞かせて眠りについた。
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鬼夢3
部屋の中にいた。広さは6畳程度?
自分以外に誰もいない。
後ろには"今しがた"通ったドア。
窓はなし。逃げられない。
スチール棚、小物、小さな段ボール。隠れる場所もない。
武器は拳銃が一丁。
斧より使いやすい凶悪な武器。
斧ほど心のより所にならない小さな武器。
奴らにはおそらく効かない武器。
通路からはゆっくりとした足音。
仲間の音は聞こえない。
奴らをやり過ごす為に静かなのか。
奴らをやり過ごせなかったから静かなのか。
通路の足音は止まらない。
途中の部屋を改める様子がない。
ドアの真っ正面の壁に背中をつけて座る。
右手には拳銃。左手で支えて、立てた右の膝に乗せて安定を図る。
ゆっくりと足音が近づいて。
ゆっくりと足音が近づいて。
この部屋の前で止まった。
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四日目
怖くて怖くて仕方がなかった。
夢で死んだからといってショック死はないだろうけど、
次に寝たら死ぬ瞬間を体験するのかと思うと眠りたくなかった。
あの臨場感で化け物に殺されるのを体験するのはまさに死ぬほど恐ろしかった。
今日眠らなくても明日眠った時に夢の続きが始まるかもしれないが、
一生眠らないのは無理だろう。
それでもせめて一晩ずらそうと思って。
ビビリ疲れて眠ってしまった。
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